安江

日本ブリーフサイコセラピー学会松山大会に参加しました

7月末、愛媛県松山市で行われた日本ブリーフサイコセラピー学会第27回大会に参加しました。ここ数年、時間の都合がつかず参加できなかったワークショップも、久しぶりに受講することができました。どの講座にしようかさんざん迷った末に選んだのは「ミルトン・エリクソン入門」。講師の津川秀夫先生(吉備国際大学)から、「タイトルに『入門』って書いてあったの、ちゃんと見た?(笑)」とつっこまれつつ、興味深く楽しく学ばせていただきました。

エリクソンと言えば催眠療法ですが、ワークショップのタイトルの通り、今回は「ミルトン・エリクソン」について学ぶことが主眼です。色盲、音痴、失読症、ポリオなど、さまざまな障害とともにあったエリクソンの生涯を紐解きながら、ユーティライゼーション、リソース、パターンといったエリクソンの治療における諸特徴が、いかにエリクソン「その人」と切り離せないものであるかを学びました。おそらく、エリクソンに限らず、技法や流派といったものはすべからく、それを学ぶ治療者その人という文脈と、切っても切り離せないものなのでしょう。いくら熱心に催眠療法を学んでも、誰も決してエリクソンと同じにはなれないこと然り。同じ◯◯療法を学んだ同士でも、互いのセラピーのありようはなぜか全然違うものになることもまた然り。

私にとって臨床活動は、何年続けても学習と挑戦と少しの達成感、それとは比べものにならないような、大きな自己否定のくり返しです。何かにつけて「なぜあの人のようにできないのだろう」と落ち込みがちですが、ちょっと見方を変えてみると、人生丸ごと含んだ「私」を活用したセラピーは、私にしかできない、ということでもあるのかもしれません。そんな勇気づけをエリクソンからもらいつつ、また今日からえっちらおっちら臨床の日々を、頑張っていこうと思います。

(安江)

自転車からカウンセリングへの「さざ波効果」

こんにちは。関内カウンセリングオフィスのカウンセラー、安江です。

自転車がやってきた!

ひと月ほど前、関内カウンセリングオフィスに、待望の自転車がやってきました。
折悪しく雨の季節になってしまいましたが、梅雨空の合間をぬって、ちょこちょこと乗っています。
銀行や、ちょっとしたおつかいなど、けっこう時間がかかっていた用事がスピーディーに済むようになり、助かっています。
横浜市というのは高低差の多い、自転車泣かせの都市ですが、オフィスがある日本大通りや関内近辺は平地なので、走るのも快適です。

自転車の「さざ波効果」

座っている時間が多いお仕事のため、十数分間の自転車漕ぎでもよい運動になります。身体がすっきりと、軽くなります。
気分転換にもなり、その日の後半のカウンセリングにも「よし、やるぞ!」と、より前向きな気持ちと集中力で、取り組めている気がします。

ブリーフセラピーの領域では、「さざ波効果(ripple effect)」ということが、よく言われます。
「ちょっとした変化が他にも波及し、多方面で良い変化が生じること」とでも言えばよいでしょうか。
自転車という、身近で意外なところから「さざ波効果」を感じる、今日このごろです。